気まま図書館

小説の感想、解説を書いていきます。

永井荷風

【番外】「振り返りみたいなもの」

2021年にもなり、今更ブログを書きはじめることになりまして、少し時代遅れだという声が聞こえなくはないのですが、そもそも私自身が時代の流れにうまく乗れる生き物でもないものですので、古いも新しいもあったものではありません。これまでに載せてきた記…

【短編】『花火』永井荷風

永井荷風(1879〜1959)の短編小説です。 小説というよりかは、とても短い随筆のような形になっています。 文庫本で15ページほどの短い内容でありながら、明治時代の日本の激動に思いを馳せていく、主人公の心情が描かれています。 パリ講和条約の記念から打ち…